疑問詞
疑問詞とは
疑問詞とは「何?」「誰?」「どこ?」「なぜ?」などを尋ねる言葉です。英語では疑問詞は文頭に置きます。
「何?」「どこ?」などの言葉をまず最初に言ってしまうことを意識します。逆に話を聞いているときは、「何?」「いつ?」などの質問の重要な部分が最初にきますので、言葉の最初は特に注意して聞くようにしましょう。
疑問詞の後ろは普通は疑問文です。最初に疑問詞を言ったら、次は疑問文を話すクセをつけるとよいです。
疑問詞の種類
それでは「wh」で始まる疑問詞を挙げていきます。
what → 何
when → いつ
where → どこ
who → 誰
whose → 誰の
which → どっち、どの
why → なぜ
まず疑問詞を言ってから、その後は疑問文を続けます。悩んでから言うのではなく、とりあえず疑問詞を言ってからあとに続く言葉を考えましょう。 会話はテンポです。とりあえず声を発すればテンポは保てます!
何それ意味わかんない!
What is that? I don't get it!
that → それ
get it → 理解する
疑問詞「what」の後ろは疑問文なので、「is」が前にきています。(be動詞の疑問文についてはこちら)
ここはどこ?私は誰?
Where am I? Who am I?
疑問詞「where」「who」の後ろは疑問文なので、「am」が前にきています。「ここはどこ?」は英語では「Where am I?(私はどこにいる?)」や、「Where are we?(私たちはどこにいる?)」と表現します。
あなたはどう思う?
What do you think?
think → 思う、考える
疑問詞「what」の後ろは疑問文なので、「do」がついてます。(一般動詞の疑問文についてはこちら)
日本語では「どう?」なのに、英語では「what」を使いました。
英語では「どう思う?」ではなく「What do you think?(何を思う?)」と表現します。文化の違いです。そういうものです。
ジョンは猫耳とメイドのどっちが好きなんですか?
どっちも好きです。
Which does Tom like better, cat ears or maids?
He likes both.
like → 好む
better → もっと
cat ear → 猫耳
maid → メイド
both → 両方
疑問詞「which」の後ろは疑問文なので、「does」がついてます。(三単現の疑問文についてはこちら)
なぜ人は生きるのだろう。
誰かを愛するためです。
Why do people live?
To love somebody.
people → person(人)の複数形、人々
live → 生きる
to ~ → ~するため
somebody → 誰か
疑問詞「why」の後ろは疑問文なので、「do」がついてます。
「何?」「いつ?」「どこ?」「だれ?」などの疑問を含む例文を自分で作って、疑問詞を使って英語にしてみましょう。
疑問詞「how」
疑問詞「how」には3つの意味があります。
- どうやって、どのように
- どれくらい
- どうですか
「how」も疑問詞なので、後ろは疑問文になります。 ここでは「どうやって」と「どうですか」の例文を紹介します。「どれくらい」の例文は後ほど紹介します。
マイケル・スコフィールドはどうやってその刑務所を脱獄したのですか。
How did Michael Scofield escape from the prison?
Michael Scofield → マイケル・スコフィールド
escape → 逃げる
from ~ → ~から
prison → 刑務所
疑問詞「how」の後ろは疑問文なので、「did」がついてます。(過去形の疑問文についてはこちら)
あなたは普段どうやって学校へ行きますか?
ヘリコプターです。
How do you usually go to school?
By helicopter.
usually → 普段は
by ~ → (乗り物の前に置いて)~で
helicopter → ヘリコプター
疑問詞「how」の後ろは疑問文なので、「do」がついてます。答えの文は省略した形で書きましたが、「I usually go to school by helicopter.」でも大丈夫です。
「thank you」は日本語ではどう言いますか。
「ありがとう」です。
How do you say "thank you" in Japanese?
We say "arigatou".
say → 言う
in ~ → (言語の前に置いて)~で
Japanese → 日本語
疑問詞「how」の後ろは疑問文なので、「do」がついてます。
君はどう?
How about you?
about ~ → ~について
「あなたについてはどうですか?」というニュアンスです。
お母さんの調子はどうですか?
How is your mother?
mother → 母
疑問詞「how」の後ろは疑問文なので、「is」が前にきています。
「どうやって?」「どうですか?」という例文を自分で作って、疑問詞「how」を使って英語にしてみましょう。
疑問詞と組み合わせていろいろなことを尋ねる
疑問詞に名詞(ものの名前)や形容詞(様子を表す言葉)を組み合わせると、いろいろなことを尋ねることができます。いくつか例を挙げます。
what color → 何色?
what language → 何語?
which bus → どのバス?、どっちのバス?
whose penguin → 誰のペンギン?
how many → 何個?、いくつ?、どれくらいたくさん(可算名詞)?
how much → (値段は)いくら?、どれくらいたくさん(不可算名詞)
how old → 何歳?どれくらい古い?
how long → (時間的に)どれくらい長く?
how far → どれくらい遠く?
how high → どれくらい高い?
特に、「どれくらい」という意味の「how」は、他の言葉と組み合わせれて使われます。
他の言葉が組み合わさっていても、疑問詞の後ろは疑問文になります。
あなたは昨日メロンパンを何個食べましたか?
10個です。
How many melonpans did you have yesterday?
I had 10.
melonpan → メロンパン
have → 食べる
yesterday → 昨日
had → haveの過去形
「How many melonpans(何個のメロンパン)」を先に言ってしまい、後ろに疑問文を続けます。疑問文なので「did」がついています。
また、「How many」のあとにつける名詞は複数形にします。数や個数を尋ねたいときは「How many ~s 疑問文」と覚えてしまうと便利です。
東京タワーは築何年ですか?
約60年です。
How old is Tokyo Tower?
It's about 60 years old.
Tokyo Tower → 東京タワー
about ~ → 約~
英語は人でも物でも「how old」を使って年齢や築年数を尋ねます。
トムはどれくらいの頻度でメアリーに電話をするの?
10分に1回です。
How often does Tom call Mary?
Once every 10 minutes.
call → 電話する
once → 1回
every ~ → 毎~
minute → 分
頻度を尋ねたいときは「How often」を使います。
あなたはどんな映画が好きですか?
アクションが好きです。
What kind of movies do you like?
I like action movies.
kind of ~ → ~の種類
movie → 映画
action → アクション
「どんな種類の」と尋ねるときは、「what kind of ~」を使います。
あなたは何の動物が好きですか?
ペンギンです。
What animal do you like?
I love penguins.
animal → 動物
penguin → ペンギン
ペンギンはかわいい。
「何の~?」「どんな~?」という例文を自分で作って、疑問詞を使って英語にしてみましょう
疑問詞が主語になることもある
疑問詞を主語(「~は」の部分)にすることもあります。その場合は、普通の英語の語順で並べましょう。
「~は、~する、人に、物を、場所、時」の順番です。
私のプリン食べたの誰?
Who ate my pudding????
お、お母さんだよ・・・
M-mom did...
「誰が私のプリンを食べましたか?」のように「who(誰)」が主語(「~は」の部分)になっています。なので、後ろは疑問文ではなく、普通の過去形の文になっています。
「お母さんが食べました。」と答えるので「Mom ate.」と言いそうですが、質問の方で「ate」が使われているので、答えでもう一度「ate」を使うのはしつこく感じます(ateでもちゃんと通じますよ!)。
英語を話している時に「もう一度同じ動詞を使うのは嫌だな。」と思ったら、代わりに「do」を使います。今回は過去形だったので「did」を使いました。
何があなたを幸せにする?
What makes you happy?
君の笑顔だよ。
Your smile does.
リア充爆発しろ!
「make A B」は、「AをBにさせる」という意味です。疑問詞は三人称単数扱いなので、「make」には三単現の「s」がついて「makes」になっています。
次は進行形のお話です。