英会話に特化した英文法を。英語を話す時に使える英文法を解説します。英会話の練習法や勉強法も合わせて紹介しています。英会話を勉強して世界中の人たちとお話をしましょう!

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命令文

やってほしいことを最初に言う

「~しなさい。」と命令するときは、まずはやってほしいことを最初に言ってしまいます。

普通、英語の文章は「~が、~する、人に、物を、場所、時」の順番に並んでいますが、命令文は主語をなくして「~しなさい。」から言い始めます。(英語の語順についてはこちら

最初の「~しなさい。」の部分は、必ず動詞の原形(「s」とかいろいろついてないやつ)にしましょう。 呼びかけなどで人の名前を入れたいときは、その人の名前を一番前か一番後ろにつけます。ただし、書くときは必ずカンマをつけます。

シータ、ひざまずきなさい。
Sheeta, get down on your knees.
Get down on your knees, Sheeta.

「~しなさい。」ではキツすぎるので、「~してください。」と丁寧に頼みたいは「please」をつけます。名前と同じように一番前か一番後ろにつけます。 前につけるときはカンマをつけないことが多いです。後ろにつけるときはカンマはつけてもつけなくても大丈夫です。

愛をください。
Please give me your love.
Give me your love, please.

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(命令文の例文)

「~しなさい。」から言い始めます。 とりあえず「~しなさい。」を言ってしまってから(言いながら)、後に続く言葉を考えていきましょう。

(例文1)

シェーン、戻ってきて!

Shane, come back!

Shane → シェーン
come back → 戻ってくる

(例文2)

きびだんごをください。そうすれば私は鬼と戦うかもしれない。

Give me your kibidango, and I may fight against ogres.

give → あげる
kibidango → きびだんご
may ~ → ~かもしれない
fight against ~ → ~と戦う
ogre → 鬼

命令文の後に「and ・・・」と続けると、「~しなさい。そうすれば・・・」という意味になります。

(例文3)

ベイビー、私を殺しなさい。

Kill me , baby.

(例文4)

僕と契約して魔法少女になってよ。

Please make a contract with me and become a magical girl.

make a contract with ~ → ~と契約する
become → ~になる
magical girl → 魔法少女

(例文5)

ひざまずけ!命乞いをしろ!小僧から石を取り戻せ!

Get down on your knees! Beg for your life! Take back the stone from the boy!

get down on 人の knees → ひざまずく
beg for 人の life → 命乞いをする
take back → 取り戻す
stone → 石
from ~ → ~から

「~しなさい」や「~してください」という例文を自分で作って英語にしてみましょう。 最初は動詞の原形で、「~しなさい。」という言葉から始めるように意識しましょう。

否定命令文

「~するな。」のような、禁止する命令文を否定命令文といいます。 命令文の前に「Don't」を付け加えるだけです。
文頭か文末に「please」をつけて、「~しないでください。」のように丁寧にすることもできます。また、文頭か文末に名前をつけて呼びかけることもできます。

(否定命令文の例文)

命令文の文頭に「Don't」をつけて、「~するな。」という英語にします。

(例文6)

考えるな。感じろ。

Don't think. Feel.

think → 考える、思う
feel → 感じる

(例文7)

話しかけないでください。あなたのことが嫌いです

Don't talk to me, please. I do not like you.

talk to ~ → ~に話しかける
like → 好む

「don't」ではなくて「do not」を使って「not」の部分を強めに言うと、嫌いな感じが強めに出て良いです。

(例文8)

押すなよ!押すなよ!

Don't push! Don't push!

push → 押す

(例文9)

動くな!手を上げろ!

Don't move! Hold your hands up!

move → 動く
hold up → 上げる
hand → 手

言われたら素直に従いましょう。

(例文10)

トム、メアリーの後をこっそりつけないように。

Tom, do not stalk Mary.

stalk → こっそり後をつける

「don't」ではなくて「do not」を使って「not」を強めに言いうと、強く禁止することができます。

「~するな。」や「~しないでください。」という例文を自分で作って英語にしてみましょう。

Let's ~

命令文の文頭に「Let's」をつけると、みなさんお馴染みの「~しよう。」という意味になります。
しかし、この「Let's」は人を誘う表現ではなく、もうやることが決っていることを、「じゃあ、やろうか。」という感じで使います。 例えば、もう映画を見に行くことは決まってて、時間になったから「じゃあ、行こうか。」という感じで使います。
「明日映画行かない?」のように誘う場合には、他の表現をつかいましょう。人を誘う表現はたくさんあるので、別のページでまとめて紹介しようと思います。

「うん、やろう!」と答えたいときは、学校の教科書には「Yes, let's.」なんて書いてありますが、そんなことは気にせずに好きなように答えて大丈夫です。 「Ok!」とか「Alright!(オーライ)」とか「Sure!(もちろん)」とか、気分に合わせて答えましょう

既にやることが決まってることを「やろう!」と言っているので、断ることはあまりありません。それでも断るときは、日本語とまったく同じように断ればよいです。 「Wait. It's too early.(待って。早すぎだよ。)」や「I'm sorry. I'm sick now.(ゴメン。今ちょっと気分が悪い)」のように、理由を言って断ります。
学校の教科書には「No, let's not.」なんて書いてありますが、私は使ったことがありません。

ちなみに、「Let's」は「Let us」の短縮形です。

(Let'sの例文)

「Let's」を使って、「~しよう。」という英語を作ってみましょう。

(例文11)

鬼ヶ島へ行きましょう。
わかった!

Let's go to Onigashima.
Okay!

to ~ → (場所の前に置いて)~へ
Onigashima → 鬼ヶ島

(例文12)

今はその話はよそう。

Let's not talk about it now.

talk → 話す
about ~ → ~について

「Let's not ~」で「~しないようにしよう」という意味になります。

(例文13)

家に帰ってビールを飲もう!
素晴らしい!

Let's go back home and have some beer!
Awesome!

go back → 戻る
home → 家に、家へ
have → 飲む
some → いくつか、いくらか
beer → ビール
awesome → 素晴らしい

(例文14)

やってみよう!

Let's try!

try → 挑戦する、しようとする

(例文15)

メアリーの家へ行こう。
ダメだよ、トム。君はメアリーに会ってはいけない。

Let's go to Mary's house.
No, Tom. You mustn't meet Mary.

house → 家
mustn't ~ → ~してはいけない
meet → 会う

「~しよう。」や「~しないようにしよう。」という例文を自分で作って英語にしてみましょう。

動作ではない命令文

ここまでの命令文は、すべて動作を伴う命令文でした。動作ではないことを命令するときは「Be」で始めます

Be quiet. → 静かにしなさい。
Be careful. → 気をつけなさい。
Be a good neighbor. → 良き隣人でありなさい。
Don't be noisy. → うるさくするな。

命令文まとめ
  1. 命令文は、してほしいことをまず最初に言う。動詞の原形から始める。
  2. 丁寧にしたいときは、文頭か文末に「please」をつける。
  3. 人に呼びかけたいときは、文頭か文末に呼びかけたい人の名前をつける。
  4. 「~するな。」のように否定命令文にするときは、命令文の文頭に「Don't」をつける。
  5. 「~しよう。」と誘うときは、命令文の文頭に「Let's」をつける。
  6. 動作ではないことを命令するときは、「Be」で始める。

たくさん書きましたが、一番大事なことは主語(「~は」の部分)を省略すれば命令文になるということです。 ここさえ間違えなければ命令できますので、バンバン命令していきましょう!(?)
次は過去形のお話です。

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