英会話に特化した英文法を。英語を話す時に使える英文法を解説します。英会話の練習法や勉強法も合わせて紹介しています。英会話を勉強して世界中の人たちとお話をしましょう!

スポンサーリンク
 

進行形

進行形とは

「~しています(今)。」や「~していました(その時)。」のように、動きが続いている感じを表現したいときは進行形を使います。

英語の進行形は「be動詞 + ~ing」を使います。「~ing」の方は印象的なので忘れることはあまりないのですが、「be動詞」の方が地味で忘れられやすいです。 be動詞がかわいそうなので、忘れないようにしてあげてください。

英語では普通、1組の主語と動詞(「~は、~する」の部分)に、be動詞と一般動詞が同時に使われることはありません。 be動詞と一般動詞が同時に使われるのは「進行形」と「受動態(~される)」くらいです。 そんな珍しい話ですので、是非とも「be動詞ちゃん」を忘れないであげてください!

スポンサーリンク

現在進行形

現在形のbe動詞を使うと「現在進行形」になり、「~しています(今)。」という表現になります。 「進行形」という名前はついていますが、be動詞を使う文章なので、否定文にするときはbe動詞の後ろに「not」をつけ、疑問文にするときはbe動詞を前に持ってくればOKです。 (be動詞についてはこちら

(現在進行形の例文)

「be動詞 + ~ing」を使って、「~しています(今)。」という英語にします。 語順はいつも通り「~は、~している、人に、物を、場所、時」の順番です。
話すときは、とりあえず「~は、~している」まで言ってしまいましょう。続く言葉は話しながら考えます。

(例文1)

貞子(さだこ)がテレビから這い出て来ています(今)。

Sadako is crawling out of the TV.

crawl → 這う
out of ~ → ~の外へ

「Sadako」につくbe動詞は「is」です。

(例文2)

太一(たいち)は窓の外を見ています。

Taichi is looking out of the window.

look → 見る
window → 窓

(例文3)

彼は私の話を聞いていません。

He is not listening to me.

listen to ~ → ~を聞く

否定文なので、be動詞の後ろに「not」がついてます。

(例文4)

ねえ、聞いてるの?
うん、聞いてる。

Are you listening?
Yes, I am.

疑問文なので、be動詞が前にきています。

(例文5)

あなたは今何をしていますか(今)?
あなたと話をしています。

What are you doing now?
I'm talking with you.

do → する
talk with ~ → ~と話をする

疑問詞「what」の後ろは疑問文なので、「are」が前にきています。

「~は、~しています(今)。」という現在進行形の例文を自分で作って、「be動詞 + ~ing」を使って英語にしてみましょう。

未来を表す現在進行形

現在進行形を使って、未来のことを言うこともできます。 未来のことを言うときは「will」や「be going to ~」を使いますが、既に確定している未来や、準備の整っている未来のことを言うときは現在進行形を使います。

(例)あなたは明日どこへ行きますか?
Where are you going tomorrow?

(例)私は明日、月へ行きます!
I'm going to the moon tomorrow!

日常会話では、現在進行形で未来のことを言うことはとても多いです。自然に現在進行形が使えると便利です。

過去進行形

過去形のbe動詞を使うと「過去進行形」になり、「~していました(その時)。」という表現になります。 「進行形」という名前はついていますが、be動詞を使う文章なので、否定文にするときはbe動詞の後ろに「not」をつけ、疑問文にするときはbe動詞を前に持ってくればOKです。

(過去進行形の例文)

「be動詞 + ~ing」を使って、「~していました(その時)。」という英語にします。 語順はいつも通り「~は、~していた、人に、物を、場所、時」の順番です。
話すときは、とりあえず「~は、~していた」まで言ってしまいましょう。続く言葉は話しながら考えます。

(例文6)

私はその時学校へと歩いていました。

I was walking to school then.

walk → 歩く
to ~ → (目的地の前に置いて)~へ
then → その時

「I」につくbe動詞(過去形)は「was」です。

(例文7)

鳥たちが何羽か、空を穏やかに飛んでいました。

Some birds were flying peacefully in the sky.

some → いくつか
bird → 鳥
peacefully → 穏やかに、平和に

「birds」は複数なので、be動詞(過去形)は「were」を使います。

(例文8)

しかし、その時私は鳥の声を聞いてはいなかった。

But I was not listening to the birds singing at that time.

but → しかし
birds singing → 鳥たちが歌っている
at that time → その時

否定文なので、「was」の後ろに「not」がついています。

(例文9)

君はメアリーと手をつないでいたの?
はい、つないでいました。

Were you holding hands with Mary?
Yes, I was

hold hands with ~ → ~と手をつなぐ

疑問文なので、be動詞が前にきています。

(例文10)

その時トムは何をしてたの?
彼は電柱のそばに立って、私たちをじっと見ていました。

What was Tom doing then?
He was standing by the utility pole and staring at us.

stand → 立つ
by ~ → ~のそば
utility pole → 電柱
stare at ~ → ~をじっと見る

「staring」の前にbe動詞がついていないのは、「and」の前のbe動詞が有効だからです。本来は「... and he was staring at us.」なのですが、「he was」の部分は「and」の前で一度言っているので、「and」の後ろでは省略されています。

「~は、~していました(その時)。」という過去進行形の例文を自分で作って、「be動詞 + ~ing」を使って英語にしてみましょう。

その他の進行形

その他の進行形を簡単に紹介します。

  1. 未来進行形「will be ~ing」
    「~しているでしょう(その頃には)。」
  2. 現在完了進行形「have been ~ing」
    「ずっと~しています(そしてこれからも続ける)。」
  3. 過去完了進行形「had been ~ing」
    「ずっと~していた(その後も続いた)。」

この3つの進行形については、後ほど改めて解説をしようと思います。

進行形のまとめ
  1. 進行形は「be動詞 + ~ing」
  2. 否定文にするときは、be動詞の後ろに「not」をつける。
  3. 疑問文にするときは、be動詞を前に持っていく。
  4. 現在形のbe動詞を使うと「~しています(今)。」という意味の現在進行形になる。
  5. 過去形のbe動詞を使うと「~していました(その時)。」という意味の過去進行形になる。
  6. 未来進行形、現在完了進行形、過去完了進行形もある。

次は助動詞の基本です。

スポンサーリンク
  • <<疑問詞  助動詞の基本>>
  • 目次へ
  • 話せる英文法TOPページへ
  •